クリスタで3Dを使って背景を描く~線画編~
こんにちわ!扉戸と申します。
今回はクリスタで3Dモデルをwebtoon風背景にする方法をご紹介したいと思います。
去年からwebtoon背景のお仕事をさせていただいたこともあり、3Dを触る機会が増えました。
その中でどうやって3Dモデルを漫画背景として落とし込むかを考えてみたので参考になったら幸いです。
まず、ビフォーアフターをお見せします。
レイヤー構成はこんな感じ。
3回に分けて解説します。
第一回、線画
第二回、陰影
第三回、線画下地
今回は線画編です。
実は解説見なくてもオートアクションを配布したのでそちらを使ってみるのもいいかもです。
クリスタで3Dを使って背景を描く 線画編
これが→こんな感じに仕上がります。
完璧とまではいかなくとも、短時間でなるべく綺麗な仕上がりを目指しました。
では解説にはいります。
クリスタのバージョンは 1.13.0(後で2.0で試したら大丈夫でした)
LT変換を使うのでEXです。
キャンバスサイズは5000×5000px 350dpi
キャンバスサイズは大きめの方がきれいにLT線画抽出できました。
webtoon背景を制作する際も一コマずつこの大きさのキャンバスで制作してます。
今回は3Dを配置し終わったところからスタート。
(モデルは元々クリスタに入っているものを使用しました)
大まかな工程は3つです。
1、LT変換
2、点線を無くす
3、線のジャギー感を無くす
順折って説明します。
・LT変換
レイヤープロパティーからライン抽出をクリックして
黒ベタ閾値のチェックを外す
レイヤーのLT変換を実行
するとこんな感じの画面が出てきます。
テクスチャのライン抽出は使わないのでチェックを外す。
ライン抽出の数値はケースバイケースなのでプレビュー見ながら良い感じの数値を探します。
今回は上の画像の通りの数値で抽出します。
数値が決まったらOKをクリック
するとこんな感じ。
・点線を無くす
点線が気になるので消します。
フィルター→線画修正→ごみ取り
プレビュー見ながら点線が消えるくらいの数値で設定、モードは不透明の点を消すに設定してOKをクリック
するとこんな感じになります。
点線が無くなりますます形が分からなくなってると思われますが、陰影編で影を付けると形を補完してくれることもあるのでとりあえずこのまま進めます。
・線のジャギー感を無くす
線レイヤーを選んでる状態で
レイヤープロパティーで表現色をカラーに設定
そしてスムージングをかける
フィルター→ぼかし→スムージング
さらにぼかしてそれをコピぺして統合
もう一度コピペして統合
(この工程は少し線を太くするためにやってます)
これで完了です。
LT変換直後と比べるとこんな感じ
良い感じになめらかになった気がします。
2と3の工程はオートアクションで自動化できるので短時間で綺麗に仕上げられるのではないでしょうか…!
そんなわけなかったらすんません…!
以上が線画解説でした!
ここまで読んで下さりありがとうございます!
次の陰影編も是非見てください~
ではまた~ノシ