スローライフを目指す絵描きのブログ

とあるフリーランス絵描きが穏やかに暮らすことを目標になんやかんやを記録する雑記ブログです。

クリスタで3Dを使って背景を描く~陰影編~

皆さんこんにちわ。扉戸と申します。

引き続き、クリスタで3Dを使って背景を描く方法を解説してみたいと思います。


前回の線画編の続きで今回は陰影編です。


これが→こんな感じに仕上がります。


こちらもオートアクションを配布しているので是非お試しあれ~

3Dをイラスト風に変換 - CLIP STUDIO ASSETS

 

 


では解説に入ります。


前回同様、クリスタのバージョンは 1.13.0(後で2.0で試したら大丈夫でした)

キャンバスサイズは5000×5000px 350dpiです。
線画編のデータを引き続き使用してます。
今回は大まかな工程を区切れなかったのでそのままだららっと説明します。

 

 

前回LT変換で使用した3Dを複製。ライン抽出は外しておきます。

ラスタライズし、定規は削除します。

 

 

 

3Dに色が付いている場合は色調・彩度・明度の色調補正で彩度をー100に下げて無彩色の状態にします。

 

 

 


次にレベル補正で陰影がはっきりするように調整。

コツは一番明るくしたい面(影が付かない面)が白くなると良いです。
右のカーソルを左に、真ん中のカーソルを右に寄せると良い感じになります。

けど色が付いていた3Dモデルだとうまくいかないことが多いです。
その場合はなるべくはっきりとした陰影になるように調整してみてください。

 

 

 

次に彩度を透明度に変換。

 

 

 

新規レイヤーを作成し、合成モードをハードライトに変更。クリッピングしておきます。

 




ハードライトに変更したレイヤーに好きな影色で塗りつぶし

するとこんな感じになります。

 

 

 

ハードライトのレイヤーを下のレイヤーに結合した後

レイヤーモードを乗算に変更

陰影レイヤーはこれで完成です。

 

レイヤー単体だとこんな感じ。



 

あとは前回の線画抽出で生成された下地と線画の間にもっていけばOKです。

 

 

 

以上が解説でした!
長々とした説明になってしまいましたがこれもオートアクション作れました。
ここまで読んでいただきありがとうございます!

 

 

次回は下地編です。
元々色が付いている3Dモデルはバケツツールを使わずに下地を作ります。
是非ご覧ください~